2010年10月13日

Freq-Miteの時間

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着々と日々少しずつの時間をかけて、SW-40+のプロジェクトが進行中です。バラック状態でも、受信回路が完成して動作確認できるのは嬉しいものです。残念ながら平日の夜では、7MHzをカーテンレールアンテナで実際のQSOを受信できる時間帯に試せていないので、ノイズしか聞いていませんが。自宅にもちゃんとしたアンテナが欲しいです。自作機の動作確認・調整のためにも、磁界型ミニループアンテナをつくらねばなりません。

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さて、本日の完成ブロックはSW-40+に付加回路として実装予定の周波数カウンタ 『Freq-Mite』 であります。SW-40+の供給者K1SWLによる汎用周波数カウンタです。測定結果をCWで知らせるので、省スペース・省電力ですから自作QRPリグに最適。分解能は最小桁が1KHzなので汎用の測定器としては不足ですが、運用中の発振周波数確認用には用が足せます。

実際の動作は、SW-40+のVFOから抽出した信号をFreq-Miteに接続し(マニュアルにSWシリーズ用の接続ポイントは明記があります)測定用プッシュボタンを押すと、CWで周波数を知らせます。100KHz〜1KHzの3桁を知らせますので、例えば7,003KHzならば 『003』 と聞こえます。その出力はSW-40+のAFファイナル手前に注入すれば受信音にミックスされますが、そのままでは出力が大きいためFreq-Miteに付属の100KΩを付加すると丁度良い音量になります。

Freq-Mite側の設定は、SW-40+の場合は特に必要ありません。英文マニュアルを読んで少し面食らったのがオフセット周波数の設定ですが、実際には設定不要。オフセットという単語が、差し引きという意味なので「引き算」と早とちりして意味がわからなかったのですが、表示にプラスする意味でのオフセットでした。

スーパーヘテロダインの場合、例えばSW-40+なら、

VFO発振周波数 3.0MHz 
  + IF(混合)周波数 4.0MHz = 7.0MHz

となっています。Freq-Miteは周波数測定をVFO発振周波数で行います。SW-40+のように混合周波数が4.0MHzでKHz台がゼロならば、オフセットは不要ですが、例えば以下の回路構成のリグである場合、オフセット設定が必要です。

VFO発振周波数 3.0MHz 
  + IF(混合)周波数 4.03MHz = 7.03MHz

VFOが3.0MHzで発振していたとします。リグの受信回路は実際には3.0+4.03=7.03MHz(7,030KHz)を受信していることになります。Freq-MiteはVFO発振周波数を測定していますから、3.0MHz(3,000KHz)を読み取り、オフセット設定なしでは「000」と通知してしまいます。そこで、IF(混合)周波数で「足される」4.03MHzの「0.03」をオフセット周波数として設定し、通知結果に足し算をするということです。4を足さないのは、Freq-MiteがMHz台を通知せず、100KHz以下3桁を通知するからです。

この場合は、KHz表示で30(KHz)をオフセット設定します。Frew-Miteは、2/4/8/16/32/64/128/256/512を組み合わせて、基板上の端子をショート(ジャンパピン挿入)しますから、2+4+8+16=30とします。2/4/8/16の位置に4つ分ジャンパピンを挿入することになりますね。

ということで、今回のSW-40+はIF(混合)周波数が4.0MHzとKHz台がいわゆる「キリ番」ですから、Freq-Miteのオフセット設定は不要になります。但し、キット付属のクリスタル4.0MHzでは、7,001KHzあたりで耳障りな発振が聞こえます。4.03MHzなどの水晶を実装すると回避できるらしいですが、そうするとオフセット周波数の設定が必要になるので留意が必要ですね。


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本日ついでに行ったお題。Sメータ用の手軽で小型なラジケータが見つからず困っていましたが、身近にディスカウントショップで20年以上前に購入した電池チェッカーがあり、そのラジケータをバラして流用することに。

このラジケータと電池、VRとテスターを直列に繋ぎテスタをμA測定モードにして、このラジケータがフルスケール時に350μAであることを確認しました。手元のSメータアンプ回路例が丁度400〜500μAのラジケータを想定しているので、丁度良い感度であります。


posted by ハリー伊藤 at 23:49| 埼玉 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 自作リグの部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
伊藤君,こんばんは.

僕なら,周波数カウンターは不要かも.でも,吉本さんにもらった Sierra には周波数カウンターがついていたから,これを使えるようにしないとね.肝腎のマニュアルが無いので,全国集会の時にでも聞いて来ようと思う.全国集会の最終参加者が発表されたけど,今井さんも吉本さんも大久保さんも来るよ.良い機会だと思ったんだけどね.

それから,磁界アンテナにせよ,EHアンテナにせよ,スーパーラドアンテナにせよ,周りの影響をかなり受けるから気をつけた方が良いと思うよ.アンテナがどんなにコンパクトになっても,波長が42mあるという物理的な問題はどうしようもない.3.5MHzのスーパーラドアンテナが完成したんだけど,実験する場所が無くて困ってる.やはり広い場所で高く上げないと,まともなデータは取れそうもないなあ.
Posted by JS1BVK/3 山田哲也 at 2010年10月15日 00:01
山田さん、こんにちは。

そうなんですよね。7MHzCWを運用していると、聞こえるところを呼びに回るか、あいているところでCQを出すかなので実は要らないのですが、久しぶりの自作なのであれこれ付けてみたくなっているのです(苦笑 なかなか良くできた小型回路ですよ。結局、色々つけてしまうのでどんどん重くなってしましました(汗。

QRPクラブの全国大会は行きたかったのですが、末期がんの義母が容態急変していてちょっと家を空けられないので残念ですが、次回を楽しみにしています。

磁界型ミニループアンテナは、狭小アンテナ系で製作が簡単で再現性が良く、SWRについても建物の影響がかなり少ないので着目しています。建物の影響がかなり少ないとはいえ、指向性は建物から離さないとかなりナローになるようですが。もっとも本運用は移動でDPかVCHを展開しますから、自宅でのミニループアンテナはあくまでも簡易的なものというわけです。
Posted by JM2DZL/ハリー伊藤 at 2010年10月15日 12:06
義母さんが病気じゃ仕方ないね.

僕もこの8月9日に義父が亡くなった.真空管ラジオを作って売るという商売をしていた人だから,話を聞くのが凄く楽しかったんだけどね.僕はその時胆嚢炎で入院中.通夜にも葬儀にも参列出来なかった.
Posted by JS1BVK/3 山田哲也 at 2010年10月15日 23:19
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