2010年09月26日

東西横綱対決? Miss Mosquita

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実用性のある1万円未満の7MHz帯CWモノバンドリグ・キットは、調べてみると米国SmallWonderLabs『SW-40+』ドイツQRP Project!『Miss Mosquita』 が東西横綱、といったところのようです。

『SW-40+』 は発注済で目下納品待ちですが、SW-40+について事前にネットで色々調べていたところ、『Miss Mosquita』 も製作されて比較されていらっしゃる方が居たりして気になりました。そこで、聊か簡単ではありますが本業で日頃作りなれている比較表なんぞ作ってみました。ざっと作りましたので、誤っているところなどあったらご容赦・ご指摘ください。

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 『Miss Mosquita』 別売のケースで組んだ様子

『Miss Mosquita』 は、ドイツのPeter Solf,DK1HEによるキットで、マニュアルによると 『Rock-Mite』 のリリースを受けて同様に適価で価値あるキットを目指して設計したようです。 『SW-40+』 との主な相違点は、AGCが搭載されていること。実用的なCWリグとしては必須機能であるAGCを搭載しているのは大きなポイントです。あとは、送信出力が5Wと言う点。経験的にいつものVCHアンテナとロケーションでの7MHzは、多少コンディションが悪い日でも2Wあればおよそ呼んでも応答があってつぶしが利き、CQを出しても実用になっています。

『SW-40+』 は2.5Wと表記されていますが、マニュアルには1.5Wを最大出力として設計している、それ以上は設定できるがファイナルの発熱に注意することと、結果周波数がドリフトしやすくなる、とあります。実際製作した方によると、1.5W以上ではスプリアスも悪化するようです。ストイックにQRPもいいのですが、限られた余暇で楽しみますからボウズは寂しい。個人的には、保険として2Wちょっとは出力があるとよろしいとは思っています。

『Miss Mosquita』 のスペックに現れないその他のポイントは次の通りです。まず、日本国内で製作された例がネットでなかなか出てきません。余談ですが、YouTubeでの掲載も殆どありません。情報を得るという点では、案外重要なポイントだったりします。しかし一方、マニュアルがとても充実しています。 『SW-40+』 は、必要最低限の説明で不足はないのですが、超初心者にはちょっと辛いかもしれません。

『Miss Mosquita』 は、基本仕様についても2ページ近くを割いて詳しく説明されていますし、製作についてはブロックごとに組み立てていく詳細説明とパーツのチェックリストまでありますし、コイルの巻き方も細かいイラストが載っていますので、非常に親切なマニュアルです。『SW-40+』もブロック毎に進めるよう書かれていますが、内容は最低限です。

『Miss Mosquita』 の口上によると、なんでもヨーロッパは強力な短波放送が多い中で使用するために、選択度の高い回路設計が身についており耳(受信)にも自信のある逸品である、とのことです。受信についてはいずれの製品も選択度・小さな信号の受信感度は甲乙つけがたいというレビューがありましたので、受信についても価格以上の実力は備えているようです。

まとめると、作ってさえしまえばAGCの有無位しか差異が無いような似通ったキットですが、両方気になります。 『SW-40+』 は、少々ゴテゴテ色々凝ろうとしていますので、『Miss Mosquita』の方は超軽量化シンプルケーシングとして作っても良いかもしれません。



posted by ハリー伊藤 at 04:41| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作リグの部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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